コンテンツにスキップする
メニュー

今期の展示

フォントサイズ:
小さい文字サイズ
中程度の文字サイズ
大きい文字サイズ
:::

Woo鉱石色

Woo鉱石色

Woo鉱石色~鉱石顔料の秘密大解剖 鉱物顔料「マイスター」を共に目指して

金瓜石、水湳洞、九份地区は地質鉱物資源が豊富であり、かつては金が盛んに採掘された地として有名でした。鉱石は貴金属へ精錬するという経済価値のみならず、人類の芸術制作にも利用されてきました。例えば、比較的知られている油絵や日本画は、どちらの顔料も鉱物顔料の一種を使用しています。

鉱物顔料は、人類の洞窟壁画や原始時代の人々のボディペイント、文明期の宗教壁画や建物壁画など古くから利用され、それらの原料はいずれも様々な鉱物を研磨した色の粉末を様々な接着剤と混ぜたものでした。例えば、卵黄を加えた卵テンペラや、亜麻仁油と調合した油絵顔料、日本画用の動物の膠(にかわ)や鉱物などが該当します。歴史と共に様々な改良が為され、鉱物顔料の調整によって様々な風格のアートが誕生しました。

本展示会では16種の鉱物標本と鉱物製色の粉末、14作品の鉱物顔料を使用した芸術作品の展示を予定しております。鉱石がキャンバス上の鮮やかな色へ変化する様を見て、鉱物の科学から芸術まで鑑賞、分析する過程で鉱物の多彩な用途と特性に驚くことでしょう。

展示会開催に併せて4月から6月までの教育推進活動『鉱物顔料「マイスター」』を実施し、各鉱物顔料「マイスター」が鉱物学の旅へと誘います。プロの講師が直接教えますので、参加者は鉱物顔料を使用した絵画に挑戦したり、自分だけのユニークな顔料を製作したりできます。活動の詳細情報は黄金博物館公式サイトをご覧ください。定員になり次第募集終了となります。

 

展示期間:202444日~2025323

会場:煉金楼 1階特別展示室

TOP